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家庭の貧困が、子どもの夢を叶えることの妨げとなっている現実 *長野 悠

夢は、誰もが持つものだと思います。

そして、その夢を叶えるために努力することこそが、私たちが生きるということの意味でもあるのではないでしょうか。

しかし、その「夢を叶えるための努力」すら、経済的な壁のせいで満足いくように出来ない子どもがたくさんいます。

そんな現状を、多くの人に知ってもらいたく思ったので、私は「貧困が子どもの夢に与える影響」についてお伝えします!

まず初めに、子どもの権利条約に記されている内容を紹介します。

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【第28条 教育を受ける権利】
子どもには教育を受ける権利があります。国はすべての子どもが小学校に行けるようにしなければなりません。さらに上の学校に進みたいときには、みんなにそのチャンスが与えられなければなりません。学校のきまりは、人はだれでも人間として大切にされるという考え方からはずれるものであってはなりません。

【第29条 教育の目的】
教育は、子どもが自分のもっているよいところをどんどんのばしていくためのものです。教育によって、子どもが自分も他の人もみんな同じように大切にされるということや、みんなとなかよくすること、みんなの生きている地球の自然の大切さなどを学べるようにしなければなりません。

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この文中で、まず第28条の「みんなにそのチャンスが与えられなければならない」というところと、第29条の「みんな同じように大切にされる」というところから、子どもの権利条約のこのパートでは、「全ての子どもには、夢を叶えるための平等な権利・チャンスがある」ということを言っているのだと思いました。

しかし、現在の日本この文を照らし合わせてみると・・・
この文は、ただの理想のようになってしまっているように私は思いました。

現実はこうでした。
子どもの教育をどう考えるかを12歳以下の子どもがある世帯を対象に調査された結果では、大学まで「行かせてやることができる」が65.1%、「行かなくてよい」が5.3%、「(経済的に)行かせられない」と考えている親が26.9%という結果になったのです。〔資料:阿部彩『子どもの貧困』(岩波新書、2008)

私が注目したのは、子どもの大学進学について、「(経済的に)行かせられない」と考えている親が26.9%もいるということです。約4人に1人の子どもが、大学に進学したくても、できない現実があるのです。

つまり、もしその1人の夢を叶えることにおいて、「大学を卒業することが、絶対条件である」とすると、その夢は、儚くも叶わぬものとなってしまうのです。

こんな現実は、「平等」という言葉に反しています。子どもの権利条約に反しています。

誰もが同じように夢を持ち、誰もが同じようにその夢を叶える可能性を努力によって広げられる社会ではない、というのが現実のようです。

私はこれまで、大学に行くということは、意思と努力さえあれば誰もが通ることのできる道であると思っていました。しかし、それは残念ながら間違っていました。
現実には、夢を断念せざるをえない人がたくさんいるのです。不平等な社会なのです。

しかし今回この記事を書くにあたって資料を集めている段階で、現状を知ると同時に、今さまざまなボランティア団体などが、子どもの夢と希望を救うための取り組みを行っていることも知りました。

私たちにはまず、このような現状、そして現状に対しての取り組みを知ることが必要だと思います。

私も今高校生で、夢があります。
今夢を持っている人は、自分がどんな状況や環境にあっても、支えてくれる人・応援してくれる人がこの世の中にはたくさんいるということを信じて、前を向いて、同じ子どもとして、なにも恐れずに夢に向かって一緒にあるいていきましょう!

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